交通指導員制服、防犯・防災・交通安全用品は埼玉の鈴木商事へ-データでみる防犯・防災-過去の記事(「自分は大丈夫」と思っていませんか?)
データでみる防犯・防災
防犯や防災の「今」をさまざまな資料や統計を見ながら お伝えするコーナーです。
防犯・防災の「今」をお届けします。
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「自分は大丈夫」と思っていませんか?
2020年。せめて新型コロナウイルス感染症の脅威が続く今年だけは…とそう都合よくはいかず、今年も台風が次々と日本に襲来するようになってしまいました。
今年はいわば新型コロナウイルスとのダブルパンチといった格好で、まさにわたしたちの日頃の防災意識が問われる年になっています。
さて、今回はその中でも河川等の氾濫による「避難」に焦点を当ててみたいと思います。
この記事をお読みになっている方で災害による避難を経験された方はどの程度おられるでしょうか。
おそらく、割合としてはそれほど高くないのではと思います。
もちろん避難が必要ないに越したことはありません。しかし、時としてわたしたちは避難しなければならない時もまた、避難をためらいがちになることがあります。
次のグラフをご覧ください。
こちらは少し前になりますが、2004年の豪雨の際に新潟県で行ったアンケートの結果です。
まず左のグラフを見てみると、「自分のところまで水が来るとは思っていなかった」という回答が過半数を占めていることがわかります。
また右のグラフを見ると、水害に対して「気象情報は気にしている」ことが多いものの、
実際に非常用のさまざまな対策を講じるまでは行っていないケースが多いことも見て取れます。
人間の心は巧くできており、予期できない状況にいちいち過敏に反応しないよう鈍感です。しかし、こと災害の際はこれが裏目に出ることがあります。
心理学用語で「正常性バイアス」という働きが起こり、目の前で起きつつある(起きている)災害に対して見て見ぬふりをしがちになるのです。
「自分は大丈夫」と。
そう、もしかしたら少し大げさな行動かな…と思うくらいが丁度いいのかもしれません。そのくらいの気持ちで、防災意識を高めていきたいものですね。